言語聴覚障害について

脳性麻痺

脳性麻痺とは基本的には姿勢と運動の障害のことをいいます。麻痺のタイプには痙直型、アテトーゼ型などいくつかの種類があります。 それがどうして言葉の発達と関係するかというと、そもそも話すこと自体、呼吸機能も含めた構音(口腔)器官の運動であるということが挙げられます。また、言葉は環境から様々な刺激を受けてはじめて発達するものなので、移動運動が制限される場合は言語発達に影響があると考えられます。
さらに、脳性麻痺には聴覚障害や視覚障害などの感覚障害が合併することが多く、それも言語発達に影響すると思われます。

音声や文字によるコミュニケーション手段の獲得が困難である場合には、VOCA(Voice Output Communication Aids)などを用いて、コミュニケーションの促進を図ることもあります。
脳性麻痺は理学療法を受けることが必須と思われますので、特に小児も対象としているリハビリテーション科を受診することを勧めます。