言語聴覚障害について

高次脳機能障害

見る、聴く、さわる、などの感覚から知る、わかる、注意する、覚える、考える、そして行うといった一連の活動を支える脳機能の障害を高次脳機能障害といいます。
高次脳機能障害の中には記憶、注意、認知などさまざまな種類の障害が含まれ、社会生活、特に職業生活の上で重要な機能です。 これらの機能が発揮させるためには高度な神経連絡が必要であり、同じ記憶の障害と言っても神経系の損傷のされ方によって障害の性質が異なります。
たとえば、過去の出来事のようなことばで表現されるような記憶は不得手でも、コンピューター操作のような手順の記憶は保たれていることがあります。
認知など他の障害でも保たれている機能と障害された機能がいろいろな組み合わせで生じます。
残された機能をいかに生かして社会に復帰するかを考えること、そのための訓練をすることが必要です。